防災準備はできていますか?

2011年に発生した東日本大震災は明治以降の日本において関東大震災に次ぐ規模の被害をもたらしましたが、今後30年以内には東日本大震災と同規模あるいはそれ以上の巨大地震がかなりの高確率で発生する恐れがあると言われています。
ひとつは南海トラフ大地震。マグニチュード8~9クラスの地震で、2020年1月24日時点で30年以内の発生確率は70~80%ほど。もうひとつは首都直下地震。マグニチュード7クラスの地震で、2020年1月24日時点で30年以内の発生確率は70%ほど。しかも発生確率の数字は毎年更新され、少しずつ上昇しています。

どちらの地震も未曾有の災害となる可能性がありますが、予想マグニチュードの小さい首都直下地震でも、内閣府防災情報のページによれば、インフラやライフラインには以下のような被害があると予想されています。

  1. 電力:発災直後は約5割の地域で停電。1週間以上不安定な状況が続く
  2. 通信:固定電話・携帯電話とも、輻輳のため、9割の通話規制が1日以上継続。メールは遅配が生じる可能性
  3. 上下水道:都区部で約5割が断水。約1割で下水道の使用ができない
  4. 交通:地下鉄は1週間、私鉄・在来線は1か月程度、開通までに時間を要する可能性
    主要路線の道路啓開には少なくとも1~2日を要し、その後、緊急交通路として使用。都区部の一般道はガレキによる狭小、放置車両等の発生で深刻な交通麻痺が発生
  5. 港湾:非耐震岸壁では多くの施設で機能が確保できなくなり、復旧には数か月を要する
  6. 燃料:油槽所・製油所において備蓄はあるものの、タンクローリーの不足、深刻な交通渋滞等により、非常用発電用の重油を含め、軽油、ガソリン等の消費者への供給が困難となる

東日本大震災の発生後には鉄道やバスなど多くの交通機関が運行を停止し、首都圏を中心に約10万人の帰宅困難者がでたのは記憶に新しいところです。固定電話、携帯電話とも通話を行うのは大変困難となり、メールやLINEなどのアプリも正常に動作する保証はありません。そのような状況下において自力で帰宅するには、災害に必要となるものをオフィスに備えておく必要があります。東京都防災ホームページには帰宅困難者の行動心得10か条として以下の項目が記載されています。

  1. あわてず騒がず、状況確認
  2. 携帯ラジオをポケットに
  3. 作っておこう帰宅地図(東京都防災マップを見る )
  4. ロッカー開けたらスニーカー(防災グッズ)
  5. 机の中にチョコやキャラメル(簡易食料)
  6. 事前に家族で話し合い(連絡手段、集合場所)
  7. 安否確認、災害用伝言ダイヤル等や遠くの親戚(災害用伝言ダイヤル・災害用伝言板)
  8. 歩いて帰る訓練を
  9. 季節に応じた冷暖準備(携帯カイロやタオルなど)
  10. 声を掛け合い、助け合おう

携帯電話またはスマートフォンは大切な通信手段ですから、電力の供給が安定するまではできるだけバッテリーを消費しないようにする必要があります。乾電池を使用した充電器を用意しておくと安心です。また同じ理由でスマートフォンをラジオとして使用するのはおすすめできません。できる限り最低限の機能で長時間使用できる専用の携帯ラジオを準備しておく方がよいでしょう。
自宅までの距離が遠いほどヒールの高い靴の使用は足や足首を痛める可能性が高まります。たとえ安価であっても足への負担が少ないスニーカーを備えておいてください。

当然ですが、地震はどの季節に発生するかわかりません。蒸し暑い夏かもしれませんし、底冷えする冬かもしれません。特に冬の夜道を雨や雪に濡れながら長時間かけて歩くのはかなりの困難を伴います。
そんな状況で役立つのが当社の取り扱う『サバイバルブランケット』です。身体に巻き付けていれば体内から放出された約80%の熱を反射させることにより体温の低下を抑えることができます。完全防水・完全防風ですから雨・雪・風による体温の急激な低下も防げます。未開封の状態なら手のひらに乗るほどのコンパクトサイズですから、オフィスにあるデスクの中や持ち歩いているバッグの中へも入れておけます。

防災用品は使う機会がないに越したことはないものですが、使用せざるを得ない状況下になった場合、落ち着いて次の行動ができるような心のゆとりを与えてくれるものです。まだ何も準備していないという方や、自宅では防災用品を揃えているけどはあるけどオフィス用は感がていなかったという方は、これを機会にご一考を。

Grabber社製 サバイバルブランケット

ページのトップにもどる
ページのトップにもどる